鯛のだしというと上品な響きであるが、我が家のケースはもっとアバウト。
市場やスーパーで切り身を取った後の鯛のあらがあると(鯛に限らず)つい買ってしまう。
そしてそれを焼いて、あちこちから身をほじくり出して食べるのが大好きである。
子どもは鯛と言えば頭のことだと思ってしまっているので、刺身を出してもあまり鯛と認識していない。
スーパーでは頭だけを売っていることが多いので、我が家では鯛のお頭と呼び、市場で尻尾も売られていた時は尾頭と呼んで区別している。
早春のある日、特大のものが市場で売られていて、店のオヤジには猛烈に鯛めしを勧められた。このまま米と一緒に炊き込めと。
しかし、我が家ではまず焼いて食べたい。
ということで食べ終わってキレイになった骨の残骸を軽く洗ってからグツグツと煮込む。
もう丁寧にとるとかアクをとるとか何もなし。放置です。
あるときは鍋に、あるときは鯛だしラーメンに。そしてこの時は翌日に鯛だし飯。
ちょっと干しエビとゴマを混ぜて。絶品です。